今日は晴天の中、待ちに待ったおもちつきが行われました。(風が冷たかったけど…)
各クラス前日からもち米を水につけて準備はばっちり!
朝早くからたくさんのお父さんやお母さんがお手伝いに来て下さり、園庭ではお雑煮を大きなはそりで作ったりもち米を蒸したりなどもちつきの準備が進められていきます。
もち米をつく前に蒸したてのお米を一口パクリ。「おいしい!」「おこめだ~!」とお米がおもちになることに少し驚いた様子の子もいました♪
おもちをつく時のかけ声もみんなで話し合って決めました♪
うぐいす「おいしくなあれ!ぺったんこ!」
ひばり「ぺったんこ!」
めじろ「お・も・ち!!」
くるみ「ぺったんこ」
くすのき「おいしくな~れ、ぺったんこ、それ!」
やまもも「ぺったん、わっしょい」
あめんぼ「ぺったん」
おけら「ぺったんぺったん、おいしくな~れ、よいしょよいしょ」
たまむし「ぺったん!ぺったん!」
こおろぎ「おいしくなあれ!」
それぞれかわいい掛け声が園庭に響き、つるつるもちもちのおもちが出来上がりました♪
役員のお母さん方が切って丸めてくださり、各クラスに届けられました♪「つきたてのおもちいいにおい!」「おいしそ~」「早く食べたい!」と大興奮の子どもたち。あんこ、きなこ、しょうゆ、雑煮の4種類の味付けのおもちを楽しみました。
「おいしい!!!」「今度はきなこ味にしよう」「ぼくは醤油が好き!」と子どもたちから自然と笑みがこぼれ、どのクラスもおかわりの行列が絶えません!大きなはそり3つ分の雑煮はあっという間に売り切れです!
衛生面での配慮もあり、近年もちつきという行事自体が少なくなりつつあります。幼稚園でも検討しましたが、今年も十分な配慮を行い、たくさんの方のご協力があり、おもちつきを行うことが出来ました。日本伝統の行事を通して、お米からもちが出来ていく過程を知り、また自分たちの力で作ったおもちをみんなで食べる楽しさや喜びを味わうよい機会となりました。また普段野菜が苦手な子も今日は「このお雑煮おいしい」とおかわりしてくれる姿があり、このように目を輝かせ、笑顔で参加する子どもたちの姿を見ると、職員一同やってよかったという達成感が心に残ります。目には見えないものですが、このような行事ひとつ一つが子どもたちの心を育んでいってくれているのだと感じています。私たちが子どもの頃当たり前のように経験してきたことが、今の子どもたちにとっては特別なこととなってしまったことが多くあります。このような経験を子どもたちが幼稚園の中でたくさん積み重ねていけるように私たち保育者も工夫していきながら子どもたちと共に過ごしていきたいと思います。
お・ま・け
写真撮影用に置いてあった臼と杵をみて、「これなぁに?」ときいちご組の子どもたち。保育者と一緒にぺったんぺったんとエアーおもちつきを楽しみました。来年は一緒にお餅食べようね!