保育のウラガワで…⑦

先日園庭に見慣れないものが…

日当たりの関係などから、以前鉄棒があった場所に、鉄棒を引き抜いて新しく畑が出来ました。鉄棒は移設する予定でしたが、子どもたちのあそびの環境などを考え今回は移動式の鉄棒を導入しました。

ということで、持ってきていただいた業者の方が使い方もレクチャーしていただきました。

「ひきつける力が…」と説明していただく背後では…

  

ぶ~ん!!と乳児さんがトンネルごっこの真っ最中。

  

レクチャーを受けていると、ちょうどはこぶねのこどもたちが園庭にでてきて「なにやってるの~?」

  

ということで、子どもたちもレクチャーを受けて一緒に挑戦。

  

鉄棒だけでなく、こんなふうに上に乗ったり、うんていのようにぶら下がったりといろいろなあそび方ができます。

これはちょっと専門的なことですが、戦後から毎年、国が行っている「体力・運動能力調査」では昭和60年ころをさかいに子どもたちの身体能力は低下し続けている結果が出ております。要因としては幼児期の全身を使ったあそびの時間の減少などが挙げられています。幼児期においても昨今では「できる、できない」といった結果が求められがちですが、まずはいろいろな経験を「やってみる」ということに大きな意味があると思います。その中で楽しさを見出す事によって継続して行い、結果的に「できる」が見えてきます。そのため今回の鉄棒もまずは「逆上がりができる!」といったことが目標ではなく、まずはみんなで触れて、実際にやってみて「楽しんでやってみる」という経験を重ねていってほしいと考えています。

これから子どもたちがどんな「やってみた」姿を見せてくれるのか楽しみにしています。

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