最近子どもたちが「ブラックベリー!」「ブルーベリー!」といって、嬉しそうに集めていますが、実はどっちも違って…
これは桑(くわ)の実です。
緑から赤色に変わりますが、それではまだすっぱ~い!これぐらい真っ黒が食べごろのサインです。
くわは葉をちぎってみると糸を引くぐらい粘り気があり、カイコのエサとして用いられてきました。また西洋桑の実はもっと大きいのですが、マルベリーと言う名前で、ケーキに使われたり、ごくまれに売られていたりします。
なんてことはどうでもよくて、つぶつぶの見た目、色、味、子どもたちが釘付けになる要素がたくさんある桑の実です。井上幼稚園では子どもたちが身近な自然に興味を持ち、あそびに用いたり、自分から関わったりといった機会を意識的につくるようにしています。そうした中で、先に述べたような「知識」は必要ではなくて、単純な「おもしろい!」「おいしい!」「ほしい!」といった感情が伴う自然とのかかわりが大切だと感じています。
そしてそんな実を木から取って食べるのも楽しいく美味しいですが、下を見ると地面にはたくさんの実が落ちています。
それを集めてあそびに用いる子どもたち。
特に色水では少量でしっかりと色が出るので子どもたちにも大人気!!
これからもいろいろな自然を五感で感じながら感情が伴う自然とのかかわりを大切にしていきたいと思います。
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