(保育のウラガワ)学びの時②

2学期から「全体会」と称して、集まれる保育者全員で会議を行います。10月15日、2回目の全体会は「子どもの人権」について考えました。

人権とは、人は誰もが人として尊重され、幸せに生きる権利を持っています。これは、出身地、人種や民族、性別、障害のあるなし、年齢などの違いを超えてすべての人に生まれながらに与えられた権利です。

子どもも一人の人間です。当然、人権があります。そして保育者である我々は一人一人の子どもを尊重しています。「子どもの権利条約」や「児童の権利宣言」など社会的に子どもたちは守られています。では、保育の中での「子どもの人権」とは一体何でしょう?そこで全国保育士会のセルフチェックリストを活用して、まずは日常の保育から振り返っていきます。

 

子どものため!と思ってやったことや、思いもしないことが実は良くないと考えられるかかわりだったということもあります。チェックした後は職員同士で話し合います。「あの時〇〇って言っちゃったんだよね・・・」「そんなつもりはないのに・・・」と日々の保育から考えさせられる場面が浮かんできました。

最後に今回の研修で必ず覚えておきたい、子どもの権利条約の4つの原則をご紹介します。

〇生命、生存及び発達に対する権利(命を守られ成長できること)

〇子どもの最善の利益(子どもにとって最も良いこと)

〇子どもの意見の尊重(意見を表明し参加できること)

〇差別の禁止(差別のないこと)

この4っの原則は、キリスト教保育においても大切にしています。子どもたち一人一人の個性を大切にし、その子らしく成長していける、そんな井上幼稚園であるようにこの学びをこれからも大切にしていきます。

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