第46回 卒園式

暖かな日差しに包まれて年長の子どもたちの卒園式を迎えました。いつもとは違う晴れやかな服に身を包み、嬉しそうに走って登園してくる子、少し緊張した表情でくる子様々でしたが、みんな卒園式に期待を持ってお父さん、母さんと一緒に最後の登園をしました。

  

  

階段を上がりお部屋に入ると、お友だちや保育者と楽しそうに話をしたり、抱き合ったりと緊張していた子も少しずついつもの姿に戻ってきました!みんなが揃い担任からコサージュを付けてもらうと、心の準備はもうばっちりです。今年のコサージュはクラスごとに育てた蚕の繭を使って作りました。みんなで蚕を育てたことを思いだしながら、胸につけたコサージュを嬉しそうに見つめ、もらったコサージュと一緒にクラス写真を撮りました。みんなの笑顔がキラキラと輝く素敵な写真が撮れました!

  

クラスの仲間たちとどんな卒園式にしたいかを話し合い、今まで支えてくれた人、色んな人のおかげで卒園式が行える事を感じ、たくさんの人にありがとうの気持ちを持ってつながるーむに向かい、いよいよ卒園式の始まりです。保育証書授与での返事、話を聞く姿勢、お別れの言葉や歌、様々な場面でいつもよりも凛とした子どもたちの姿を見ることができ、子どもたちの成長を嬉しく感じました。

  

  

お別れの言葉では、「6才のうた」「またあおうね」の2曲をうたいました。年長みんなで歌うことはできませんでしたが、クラスごとに素敵な歌を聞かせてくれました!なかには幼稚園での思い出を振り返ったり、友だちと離れ離れになる寂しさを感じたりと涙を浮かべる子も…

        

卒園式が終わると今度はお部屋の時間です。登園自粛の為、出来ていなかった1月2月3月のお誕生日会を行いました。たくさんの保護者の方や保育者に見守られ、緊張して名前が言えない子もいましたが、「がんばれ~」「だいじょうぶだよ」と子どもたちから暖かい言葉が聞こえてきました。子どもたちの優しさ、温かさを日ごろからたくさん感じます。年少、年中の友だちに優しく声を掛けてくれる姿や、困っている友だちに手を差し伸べることのできる、そんな優しい年長のみんなが大好きです。少し遅くなってしまいましたがたくさんの祝福に嬉しそうな子どもたちでした!

        

誕生会が終わると担任から卒業証書を受け取ります。ひとり一人の顔を見ながら手渡しているとおおきくなったなぁと心から成長が感じられました。

そしてクラスで行う最後のサークルの時間。幼稚園で読む最後の絵本は保育者からの思いがたくさん詰まった一冊です。担任からの思いや言葉を頭のどこかでずっと覚えておいてくれたら嬉しいです!

  

  

  

ずっと一緒にいたいけれど楽しい時間もあっという間・・・最後に毎日歌ったさよならのうたを歌います。ひとり一人の表情を見ているとこんなことがあったなぁ、あんなことがあったなぁと様々なことが思い出されました。

楽しかったこと、嬉しかったことばかりではないと思います。友だちとケンカして泣いたり、怒ったりそのような日々もあり、乗り越えてきたからこそたくさんの成長があったのだと思います。からふるな個性を持った子どもたちが、これからも色を出して新しい世界を頑張っていってくれることを祈っています。ずっと応援しています!

 

 

 

 

 

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