先日18日に収穫感謝祭がありました。収穫感謝祭とは、収穫をくださった神さまに感謝をする日です。神さまは私たちにさまざまな恵みを与え、生命を保ってくださいます。毎年井上幼稚園では礼拝の中でそのことに感謝をし、この季節ならではのさまざまな秋の実り(野菜や果物、木の実)があることを知り、みんなで感謝の時を過ごします。
朝から大きなはそりが4つ並んでいるのを見て「なにができるの~??」「とんじる!?」と野菜も何にも入っていないのに興味津々の子どもたちでした。
つながるーむの準備も子どもが一緒にしてくれました。綺麗な葉っぱを園庭で拾って舞台の周りを飾ってくれました。
昨年度は全園児で行った礼拝、今年度はコロナウイルスの感染拡大を防ぐためにも学年ごとにつながるーむに集まって礼拝をしました。
机いっぱいに並んだ野菜や果物。1つずつ園長先生が見せてくれると子どもたちは「ごぼう!」「だいこん!」と次々に答えていきます。そして、讃美歌「わたしたちのたべるもの」「やまのかんしゃさい」をうたって、最後に神さまに「ありがとう」を伝えました。
礼拝の前後で各クラスごとに外へ出て、はそりの周りに集まると「おいしくな~れ!!」の魔法と朝から火を起こして豚汁を作ってくれている先生に「ありがとう!」の気持ちを伝えました。はそりに野菜や肉、お味噌が入り豚汁が出来上がっていきます。つながるーむでは切る前の野菜を見て「これな~んだ!」と野菜の名前を言いましたが、ここでは切ってある野菜を見て「さといも!」「こんにゃく!」「はくさい!!」と嬉しそうに見つめる子どもたちでした。
以前は子どもたちが実際に野菜を切ったり、こんにゃくをちぎったり、年長さんはお部屋で豚汁を作っていましたが、こういった時期なので子どもたちは調理には参加せず、職員が作りました。しかし、見たり聞いたり食べたりすることでこの収穫感謝祭の時を過ごすことが出来ました。今日もこうしてみんなでおいしいご飯が食べられることに楽しく食べられることに感謝します。
また、年長の子どもたちは春から大事に育てたお米を収穫し脱穀やもみすり、精米をして各クラスごとにごはんを炊きました。いつも当たり前のように食べているお米も作って収穫してからもすぐに食べられるのではなく、いろいろな人がかかわって食べられることを感じ、感謝する時間となりました。
お昼ご飯にはみんなで美味しく豚汁をいただきました。
今日歌った讃美歌の歌詞がこの収穫感謝祭で子どもたちに伝えていることにぴったりなので最後に紹介させてください。
『わたしたちのたべるもの』
1.私たちの食べるもの 田んぼのお米もお野菜も
光を送り雨を降らせ 育ててくれたのは神さま
感謝しましょう 神さまありがとう
2.忘れちゃいけないそれは 作ってくれた人のこと
土を耕し種をまいて 大事に育ててくれました
お百姓さん ありがとうありがとう
3.大事なこの収穫は 分かち合っていただくもの
空をひとりじめできないように みんなのものだよたべものは
分かち合いましょう 感謝のこころで