おかえり!しょうがくせい!

時間になると、懐かしい顔の子どもたちがたくさん集まってきました。おかえり!

ということで、今日は卒園児クリスマスがありました。

  

受付で名札をもらいつながるーむへ。1・2年、3・4年、5・6年の3回に分けて行いました。

つながるーむでは久しぶりに集まって、礼拝をし、そこで献金もしてもらいました。またクリスマスの讃美歌も小学生らしいとっても綺麗な声で歌ってくれました。

  

礼拝の後は通っている小学校紹介や、職員紹介をしました。

  

また産休中や退職された先生たちもみんなの顔を見にあそびにきてくれました。

  

1~4年生までは幼稚園の年長だった頃の部屋で担任だった先生たちと過ごしました。

部屋ではプリンを食べながら、友だちの自己紹介を聞き…

  

  

その後はゲームをしてたのしました。1・2年のジェスチャーゲーム、3・4年は勝ったら負けた子の顔にシールを貼っていくシールジャンケンを大盛り上がりで楽しみました。幼稚園の頃は恥ずかしがって人前で話せなかった子が上手に自己紹介をしてくれる姿もあり、改めて成長を感じられる時間となりました。

  

5・6年生はつながるーむにて、足に風船をつけてふうせん割り。子どもも大人も必死!そこらじゅうで風船が割れる音と、驚きの声が響くドキドキなゲームでした。

  

中には礼拝のピアノを弾いてくれたり、みんなの前で落語を披露してくれたり…なんて子どもも。「かわったな~!成長したな~!」なんて感じる姿もあれば、「変わってないな~!笑」と幼稚園の頃の姿を思い出す場面も。短い時間ではありましたが、卒園生と関わり、あそぶ時間となり、職員もとても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

さて、幼稚園のクリスマス同様、クリスマス献金を礼拝の中で行いました。その中で、小学生ということで、在園児とは違うちょっと難しい話を園長がしました。

100円おこずかいがあったら何ができますか?子どもたちからは「10円ガムが10こ!」「あめ玉5つ!」などの声がきかれました。日本では100円だけではできることは限られますよね。でも世界に目を向けたとき、100円でポリオワクチンは6人分。下痢などからくる脱水症状で命を落とすのを防ぐための経口補水液は14袋(14ℓ)。バングラデシュで幼いながらに働いている12人の子どもたちが1日学校に行けるだけの資金。また子ども10人分の1回の食事代。カンボジアでは25人分の鉛筆。

私たちではあってあたりまえ、むしろ少ないと思っているものでも、世界ではそれだけで苦しんでいる人、悲しんでいる人がたくさん助けられるのです。幼稚園でのクリスマスと同じで、楽しく幸せなクリスマスだからこそ、そうした世界や、他の人にも目や心を向けるキッカケになって欲しいと願っています。

献金袋の裏に「みんなが幸せになりますように」見るだけで幸せになる言葉。

井上幼稚園ではキリスト教保育を行っています。今日も、みんなでお祈りをし、讃美歌を歌いましたが、キリスト教保育は”幼子をキリストへ”との創始者の思いを基本とした、”心を育む保育”だと考えています。「久しぶりにきてそんな話?」と思う子も中にはいるかもしれません。しかし、幼稚園で過ごした日々、礼拝の中で話してきたいこと、また今日みたいに話したことの積み重ねが、子どもたちの心に少しでも残り、人を愛する、思いやる、慈しむ心へと繋がってほしい、そんな願いを持って今日の礼拝の時間も過ごしました。

またこうした機会はもちろんですが、他にもあそびたい時、なんでもない時、ちょっと落ち込んだ時…幼稚園がいつでも子どもたちが帰ってこられる場所になって欲しいと思っています。先生たちはいつでも待っているのでまたあそびにきてね~!

また1月から始まるそれぞれの子どもたちの小学校での歩みが豊かなものになりますことを幼稚園よりお祈りしております。

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