第42回 卒園式がありました

一日一日と過ぎていく日を、手作りカレンダーで今日が来るのを数えていました。

  

「おはようございます!おめでとうございます!」

照れくさそうに式次第を受け取る子どもたち。

金曜日に第42回卒園式がありました。心配されていた雨もあがり、暖かい陽気の中卒園式を行えたことをとても嬉しく思います。

  

続々と登園してくる子どもたち。登園後はそれぞれの保育室へ。こうして登園するのも今日が最後。

  

保育室ではコサージュを一人ひとりの胸につけていきます。これも職員で一つ一つ手作りをしました。

そして歌を歌って、言葉の確認をして、心の準備ができたら…

   

いよいよ卒園式です。

ひとりずつ証書を受け取る時や、お別れの言葉では、舞台の上に立つ子どもたちからは自信いっぱいの表情が見られ、とても頼もしく育った姿を見せてくれました。

そして…

  

式から戻った子どもたち。緊張の糸が切れたのか、ホッとする子や…

  

いつもどおりの元気な姿を見せてくれる子どもなど。普段はこれだけのびのびとしているけど、やる時はやる!というメリハリからも成長が感じられますね。

そして部屋に戻り、保護者の方も入ると、最後の保育室での時間を過ごしました。

  

改めて担任から保育証書を受け取ったり、

保護者に向けて歌を歌ったり、絵本を見たり…

最後の時間はあっという間に過ぎて、いよいよおかえりの時。最後の「おかえりのうた」を歌う子どもたちの姿から様々なことを振り返り、思い出す時間となりました。

そうして年長の子どもたちが最後の時間を過ごしている頃、外には続々と、在園生やその保護者、卒園生の保護者が門送りのために集まってくれました。

たくさんの人に見送られて卒園していく年長の子どもたち。

  

盛大に子どもたちをお祝いし、送り出すことが出来る時間となりとても嬉しかったです。集まっていただいた皆様ありがとうございました。

  

雨の心配もされていましたが、子どもたちが外に出る時間にはすっかりと晴れ間がのぞき、天気までもみんなの卒園をお祝いしてくれているような心地よい日となりました。

卒園式の後も職員は余韻を感じながら、今までのことのことを思い出しながら話をしました。「○○くんが『今までありがとう』って言ってくれたよ!」「○○ちゃん年少の頃はあんなに泣いていたのに本当に頼もしくなったよね!」などなど…

  

子どもに限らず、人間ってどうしても課題や、気になる姿、悪いことなどの方が目についてしまうものですよね。しかし、入園した時のことを思い出してみてください。泣きじゃっくていたこ。座っていられなかった子。友だちによく噛み付く子。おむつがなかなかはずれない子…。

その頃は目立っていたものが、今ではほとんど見られなくなった姿ってありませんか?子どもは確実に成長しています。その時期その時に課題があり、その時期その時に成長のタイミングがあります。そんな今までの成長を改めて感じることができる時間となりました。これから小学校に向けて、不安なこともあるかもしれません。しかしとりあえずは一区切りとして、今までの成長を親子で共に喜び、思いっきり褒めてあげるそんな時間をすごし、新しい生活へと歩んでいく力となってくれたと願っています。

最後になりましたが、大切な幼児期を預けていただけたことに誇りと喜びを持っています。園での生活を見守り、支えて下さり本当にありがとうございました。これからの子どもたちの歩みも豊かなものとなりますことを園より祈っております。

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