(お・ま・け)今年もおかえり!

園庭の西側奥に「ちょうちょひろば」がありまして、7年前に親子で協力していただいて蝶が集まるような草木を植えました。

そのなかにちょっと変わったツルの植物が。

  

子どもたちは「ミッ○ーのはっぱ!」というようにちょっと変わった形の葉っぱ。↑そして見たこともないような変な形のこれは花になります。

こちら「ウマノスズクサ」という植物で、なかなかお目にかかりません。諸説ありますが、葉が馬の顔の形に似ており、変な形の花が馬が首から下げている鈴に似ていることから、このような名前がついていると言われています。

そしてこの草の裏を覗いてみると…

あったあった。

  

こんな小さなたまごから、この時期たくさんの幼虫がかえり葉をモリモリ食べています。(本当にモリモリで去年もほとんど葉が無くなってしまったぐらい…。)

この幼虫は待ちに待った…

黒くてとっても綺麗なジャコウアゲハの幼虫です。7年前にウマノスズクサを植えて以来待ち続けて、やっと去年飛来し卵を産んでくれました。そして今年も4月にはたくさんのジャコウアゲハが飛来し、優雅に(というより飛ぶのがちょっと下手くそ…?)園庭を舞う姿がたくさん見られました。

 

ここからちょっと雑学。このジャコウアゲハ、ウマノスズクサにしか卵を産み付けないのですが、実はウマノスズクサには毒性があります。(もちろん「虫さんが食べて」というレベルなので人間には無害)その毒性のある葉を食べて育った幼虫は蝶になっても体内に毒が残り続けます。そんなジャコウアゲハを鳥などの生き物が捕食すると、その生き物はジャコウアゲハの毒性から中毒症状になり、体調を崩します。そのため、一度ジャコウアゲハを食べた生き物は二度とジャコウアゲハを捕食しないようになるそうです。また柑橘系の木はアゲハ蝶の幼虫などライバルが多いですが、あえて毒性のある植物にすることで、他の幼虫などと食料を取り合うことなく、確保することができます。より子孫を残していくために、ウマノスズクサの毒性への抗体をつくり進化してきたという過程があるそうです。(諸説あり)ロマンだね!

という話は正直どうでもよくて、なかなか見られない珍しい蝶を「きれい!」と思ったり、いかにも毒々しい幼虫を「かっこいい!」「きもちわるい!」と実際に自分の目で見て、自分の手で触れて、そして感じるという経験をたくさん積んで欲しいな~と思う今日この頃です。これからも子どもたちと一緒に観察していきたいです。

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