わんだふるきゃんぷ!

待ちに待ったわんだふるキャンプの日!楽しみにしていた子、少し不安に思っている子と様々な気持ちを持ちながら登園してきた子どもたち。”みんなで楽しい時間が過ごせますように”と礼拝をおこない、いよいよわんだふるキャンプの始まりです!

始めにおにぎり作り!1人2つずつなめしとゆかりのおにぎりを作りました。作ったおにぎりはバンダナに包んで川に持っていきます。「どうやって縛るの?」「うまくできない・・・」という声が聞こえるとすぐに「こうやってやるとうまくできるよ!」と優しく声をかけ、協力し合う姿が見られました。

    

おにぎりを持ってさあ、出発!!バスに乗って王滝渓谷に向かいます。1時間ほどバスに揺られ、険しい山道を歩いて進みました。

  

川に着くと、準備体操をしてさっそく川あそび♪「つめた~い!!」「気持ちいいね!」と水の感触を味わう姿がありました。川に住む生き物に触れたり、保育者や友だちとお相撲をしたり、たらいに乗って川下りをしたりと自然の中で思いきり体を使って楽しい時間を過ごしました。

    

子どもたちに負けじと全力で遊ぶ先生たちの姿も・・・笑

  

お昼には自分たちで作ったおにぎりを食べて、おやつ交換をしました。青空の下でみんなで食べるおにぎりは最高だね!!

  

おにぎりを食べた後は子どもたちお待ちかねのスイカ割りの時間です!グループで代表の子が順番にスイカ割りに挑戦!「もっと右!あー!行き過ぎだよ!」「そこそこ!思いっきり叩いて!」みんなで一生懸命スイカの場所を伝えます。

  

川の水で冷えたスイカはとっても美味しいね♪あっという間に完食です!

  

スイカを食べたあとはもう少し川あそびを楽しみ、園に戻ります。帰りのバスはどのバスもおやすみタイムでした。いっぱい遊んで疲れたね・・・

しかし、まだまだわんだふるキャンプは終わりません。幼稚園に戻るとカレー作りが待っています。自分たちで頑張らないと誰も代わりに作ってくれません・・・

  

「玉ねぎで涙がでてきた・・・」「おうちでお手伝いしてるからできるよ!」「皮むくのむずかしいね」といろんな声がありましたが、みんなで協力して野菜を切りました。「おいしくな~れ♪おいしくな~れ♪」

カレーを作っているあいだは外遊びをしたり、ジャガイモを自分たちでスライスをして役員さんに揚げてもらって作ったポテトチップスを食べたりしながら待ちました。

  

「市販のポテトチップスよりおいしい~」と職員室で話題になった手作りポテトチップスはあっという間に完売です。

カレーも完成し、つながるーむでみんなで「ごはんだごはんだ」の歌をうたって食べました。各グループでトッピングを考え買い出しに行き、作ったカレーは格別です♪去年より多めに注文したはずのご飯はあっという間になくなりました。

  

お腹いっぱいになったあとはお風呂の時間です。赤色に染まった綺麗な空を見て「ねぇ、先生!見てみて!空がとっても綺麗だよ!あれはオーロラかな!?!?」あまりに綺麗な空にみとれる子どもたちでした。

日が沈むといよいよキャンプファイヤーの始まりです。初めは小さかったキャンプファイヤーの火が子どもたちの「もえろよもえろよ」の歌声によりどんどん大きくなります。

いつもと違う雰囲気のなか行う礼拝では、みんながこうして楽しい時間を過ごしている反面、地震や洪水の被害で苦しんでいる人がいるという話を聞いたり、自然の音に耳を傾けたりしました。

礼拝の後は、先生たちの出し物を楽しんだり、OYAGIの会の方の打ち上げ花火を見たり、夜の園庭探検をしたりと素敵な時間を過ごしました。

  

キャンプファイヤー後は部屋でそれぞれの時間を過ごし、おとまりほてる(つながるーむ)へ・・・

  

少し不安な子もみんながいれば大丈夫!布団を並べておやすみなさい・・・今日はしっかり寝て明日も楽しい時間を過ごそうね。保護者の方や子どもからも「寝られるか心配…」なんて声もありましたが、10分もすればほとんどの子どもが寝てしまい、つながるーむには可愛い寝息が響いていました。

  

翌朝・・・「おはよ~!!」と元気な子どもたち。ほとんどの子が起床時間よりも早くに目覚めていました。布団をたたんで、身支度を済ませたら体操と散歩に出発です!元気な挨拶を園庭に響かせ、みんなで「らららハッピーデー」を踊りました♪

  

眠たい目をこすりながらお友だちと手を繋いで歩きます。

遊歩道に着くとそれぞれのクラスに分かれて礼拝をし「まちんと」の絵本を見ました。広島の原爆にあった女の子のお話です。この2日間とっても楽しい時間を過ごしてきた子どもたち、楽しい時だからこそ自分たちのことだけではなく少し視野を広げて、過去にあった悲しいことにも目を向けて私たちが生きている「今」が当たり前ではなくとても幸せなことだと改めて考える時間になりました。

             

 

とっても楽しい2日間はあっという間に終わってしまい、ちょっと疲れた、でもどこか誇らしげな表情で降園していく子どもたちでした。夜中に熱がでてしまい早退したお子さんもいましたが、1日目は休む子もなく、みんなで楽しい時間を過ごすことができ、守ってくださっていた神さまに感謝です。他にも、役員のお母さんやお父さんなどたくさんの力の支えの中で素敵な時間を過ごすことができ、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

わんだふるキャンプを終えた今日の登園では、「あ~ぁ時間もどらないかな~?もういっかいお泊まりしたいから」なんてとっても嬉しい声も聞かれました。またわんだふるキャンプに向けて子どもたちと読んでいた絵本(明後日配布のkokoromi8月号参照)を友だちと覗き込んで話をしたりと、余韻を楽しむ子どもたちの姿も。この余韻を楽しみ、もっと膨らませていきたい!と思いますが、1学期もあと二日…残念!少しの時間ですが、子どもたちと振り返り、話をしたり、歌をうたったりしながら、この経験をより深めていけたらと考えています。

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