避難訓練を行いました

「火事だ~~!」という先生の大きな声で始まった今日の避難訓練。園では毎月、災害にあった時の対処法を日ごろから知り、身につけていくことをねらいに避難訓練を行っています。毎月行っていると、どうしても同じ形の訓練になってしまうことを懸念して今回は事前に改めて避難訓練の在り方を考え、保育者の役割分担や子どもへの声のかけ方等を話し合う時間を設けて行いました。

まず出火場所を確認し、消火栓ホースを実際に出して消火訓練を行います。

園内放送にて出火場所と避難経路が伝えられ、担任保育者のもとに集まった子どもたちは一斉に避難を開始します。保育者の指示を聞き、口を押えて少し小さくなりながら保育者の後に続いて歩いていきます。

   

訓練とわかっていても、始めは少し驚いた様子を見せていた子どもたちも「大丈夫だよ」「階段はゆっくり歩いてね」等保育者の声に少しずつ安心して避難している様子でした。

   

   

無事に全員が避難を終えると、園長先生のもとに担任保育者が人数を報告し、災害時に大切な「お(押さない)・は(走らない)・し(喋らない)・も(戻らない)」の約束をみんなで確認しました。今日は避難の放送があってから全員が園庭に集まるまで今日は7分で集まることが出来ました。実際に起きた時にも今日のように落ち着いて行動していけるようにとお話がありました。

今日は火事の訓練でしたが、「火災が発生しました」の放送に慌てて机の下に隠れてしまったり1階にいたのに2階の自分の部屋まで駆け上がってきたりする姿も見られました。そんな姿から「放送をよく聞いて行動しようね」「もし自分の部屋にいなくても近くにいる先生と一緒に避難してね」と部屋で話をすることもできました。“実際に災害が起こったことを想定して”と言われても子どもたちにはまだ難しいことではあると思いますが、本当にいざという時に自分で自分の命を守るという意識を大切にこれからも避難訓練を行っていきます。同時に、保育者も子どもたちを安全に避難させることや安心できるような声かけをしていくことを心がけてこれからも訓練を行っていきたいと思っています。

 

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