研修会がありました

先日の日曜日、井上幼稚園を研修会場として使っていただき、職員も3名参加させていただきました。

今回の研修は主催が日本ビオトープ管理士会で、一部の井上職員も持っている「子ども環境管理士」を含めた、「ビオトープ管理士」などの方が参加者として集まっていただきビオトープについて学びを深めました。

そもそも「ビオトープ」とは…?どこかでも説明したかもしれませんが、ギリシャ語(確か…?)の「Bio(生き物)」と「topos(場所)」をくっつけた造語で言葉の通り生き物のいる場所、住処ということです。それは自然の中にあるものだけではなく、園庭のように意図して生き物を呼び込み、定着するような環境を作っている場所もビオトープと言えます。

始めの講演では幼少期の自然とのふれあいや、自然の中でのびのびとあそんだ経験が豊かな人が、のちのちそうでなかった人と比較して、進学率や年収、婚姻率が高かったりといった興味深い統計結果や、複数のノーベル賞受賞者が比較的自然豊かな場所で生まれ育ち昔はとにかく自然と触れ合ってあそんでいたという話から、改めて、幼少期のあそびの質がいかに大切なのかを感じさせられました。

その後は幼稚園の説明や普段の子どもの様子をお話し…

  

実際に園庭にでて参加者の方と一緒に回りました。

  

園庭を見た後はグループに分かれて井上幼稚園の環境面、取り組み面から「優れているところ」と「不足しているところ」の話あいをしました。

今回の参加者は幼稚園教諭だけではなく、造園業の方、遊具メーカーの方、学生さん、地域の森林でお仕事をされている方など多岐に渡り、様々な視点から幼稚園の園庭を考察し話し合う時間となりました。

その後の発表の特に「不足しているところ」では私たちが普段見逃してしまったり、気づかないような専門的な視点もあり、とてもたくさんの学びや気づきを頂ける時間となりました。そしてこの後は会場を豊田市内の別の子ども園に移し、同じく、園庭見学とグループ討議を行いました。

「命あふれる園庭へ」新しく園庭を作り始めた時から変わらず掲げているテーマを胸に、これからも子どもはもちろん、様々な生き物が躍動的に生き、いろいろな出会いと面白さが詰まった園庭を作っていくことができるよう、職員一同で取り組んでいきたいと思います。そんな園庭での経験の一つ一つが子どもたちの成長、そして未来につながると信じて。

とても良い学びの機会を与えてくださったことに感謝です。

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