先日年少の園庭を整備した時に伸びた木を伐採したのでたくさんの枝がでました。そんな時に登場するのが…
「なにこれ~!!」きいろいかわいいボディーですが…
枝を入れるとバリバリ飲み込んでいきます。「たべてるみたい!」
枝を入れるのを手伝ってくれる子どもたち。自分が渡した枝が飲み込まれていく様子を嬉しそうに見ていました(^-^)
そしていっぱいになると一輪車に移して…
山の方へ持っていき、ザバー!!
「いいにおい~!」「ふかふかする!」と感触を楽しむ子どもたちでした。
この他にも何かを修繕したり、畑を耕したり、など工具、道具を使う作業もなるべく子どもたちのいる外あそびの時間にするようにしています。安全という部分を第一に考えたら子どもたちのいない時にやるのが一番でしょう。(「てつだってあげる~!」という名のお邪魔も入らないし…笑)しかしあえて子どもがいる時間にやるのは大きく3つ理由があると考えています。
①例えば野菜の栽培もただ苗を植えるだけではなく、そこまでには肥料をまき、土を耕し、うねを作り…とたくさんの工程があり、やっと苗を植えることができます。何事も全ておぜん立てをして表面的なところだけ体験するのではなく、そこに至るまでの過程も知ってほしいという願いがあります。
②幼稚園は社会性を学ぶ場でもあります。先生たちはクラスの先生だけではなく、いろいろな働きをする人がいて、その働きの中で成り立っています。実際にその働きを見たり、時には手伝ったりする中で、多様性を感じながらいろいろな人やその人の働きに興味を持ったり、人の働きに感謝の気持ちを持ったりしてほしいと思います。
(一輪車で何往復もして葉っぱと枝のチップでふかふかになりました!)
③今回も「虫さんが食べたり、住処になるんだよ」とか「ボロボロになったら木の栄養にもなるんだよ」等、話をしながら子どもたちと作業をしました。たぶんほとんどの子は聞いていなかったと思います。笑 しかしその中の一人二人でも「へぇ~」と思ってくれてそれが子どもたちの知識や、興味に繋がってくれたら御の字です。物事の本質を知ったり、大人の働きの中で少しでも子どもたちが興味関心を持って自分でも「やってみたい!」と思ってくれると良いなと思います。そうした「やってみたい!」が今後の主体性や積極性に繋がると考えています。
ちょっと真面目に書いてしまいましたが、「私たちの働きの全てが子どもたちに繋がる」と常々考えながら(つまらない、やりたくないデスクワークも…)過ごしています。これからももちろん安全にはしっかりと配慮しながら、子どもたちの見えるところで、一緒にいろいろなことをしていけたらと考えています。