ここは園庭奥のスペース。実はここはバタフライガーデン(仮)といいます。そもそもが5年前に蝶を呼び込む環境づくりとして、保護者に手伝ってもらいながら、みかんやレモンなどの柑橘系やサンショウ、ツツジなど蝶が吸蜜や産卵のためによってくる木などをたくさん植えました。
そんなの中でもちょっと変わっているのがこれ。なかなか見慣れない形ですよね。これ、ウマノスズクサといいます。
子どもたちが、「ミッキー!」や「ぞうさん!」と言っているこの葉が馬の顔で、その下にある花が(これ花なんです!)鈴に似ていることからウマノスズクサという名前がついたという説があります。この草、実は若干の毒性があり(人間には無害です)虫たちは寄り付きません。しかしそんな草に産卵し、葉を食べるのが…
こんな綺麗なジャコウアゲハの幼虫。(写真はインターネットより引用)ジャコウアゲハはウマノスズクサにしか産卵しません。そのため、このジャコウアゲハを呼び込みたくてウマノスズクサを植えました。それから毎年待って待ってまって…5年!
やっと今年卵を産み付けてくれました!!そして小さな小さな幼虫もでてきています。待ちに待ったこの瞬間。いや~とっても嬉しですね。幼稚園では他にもいろいろな生き物を呼び込むための環境を整備しています。生き物との関わりが子どもたちの感性を育む。そう信じ、これからも子どもたちがいろいろな生き物とのふれあう経験を積むことが出来るよう環境を整備していきたいです。
「お・ま・け」
園庭の中を見てまわっているといろいろな場面に出会います。
狭いところに入り込んだり、そこで落ち着いて友だちとごっこあそびやお話を始めたり…生き物にとって嬉しい環境は子どもにとってもワクワク、楽しい環境になっています。
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