一度は年中同士で行った竹取り…。「年長さんとやってみた!」という気持ちから、年長の子どもたちに胸をかりて、縦割りで竹取り対決を行いました!
年長の子どもたちは「絶対にまけたくない!!」という強い思いから、ハッピーデー以上に念入りに作戦会議をしたり、子ども同士で声を掛け合う姿も見られました。
そしていよいよ対決の時。クラスごとに声を出して気合をいれます。
ドキドキ…
はじめ!の合図で一目散に走り出す子どもたち。
さぁいよいよ竹の取り合い!
どの子も一生懸命に竹を引っ張ります。
転んでもすぐに立ち上がって、すぐに竹を取りに行く子どもたち。白熱の試合の結果は…
うぐいすvsやまもも 2:1でうぐいすの勝利
ひばりvsくすのき 3:0でひばりの勝利
めじろvsくるみ 2:0でめじろの勝利
という事で、やっぱり年長の圧勝!!!そりゃそうか…。
年中では負け事を悔しく思い、ある男の子は保育室に戻ってから、トイレットペーパーを丈に見立てて、竹取りの練習をしていたり、みんなで作戦を考えたりと、これからへの意欲に満ちている姿をたくさん見ることができました。
また竹取の後は一緒に外あそびをしたり、給食を食べたりしました。その中で、年長の子どもたちが年中の子どもたちに対して、優しく手とり教えてあげる姿がありました。今回の関わりから、年中では「年長さんってすごい!かっこいい!!」という声がたくあり、来年度への期待を持つ子どもも増えてきました。「ぼくも年長さんになれるかな…」と不安を持つ子も見られますが、今回感じた悔しい思いや、優しくしてもらった経験を忘れずに、少しずつ進級への期待を持てるよう過ごしていきたいと思います。
年長は園で過ごすのも、あと20日を切りました。サークルの中では「今のうちに年中さんへ竹取のやり方をおしえてあげよう!」という声も聞くことができ、子どもたちの心の成長を感じることができました。残りすくない園生活ではありますが、異年齢の友だちとの関わりも大切にしていきたいです。また、今回の縦取りの圧勝は体の成長はもちろんですが、今までの積み重ねの結果。こうした成功や、達成した経験が今月のおたよりの”幼稚園のいろいろ”にも書いたような「自分はこれでいいんだ!」「自分ってすごい!」という自己肯定感へとつながることと思います。そんな経験を残りの幼稚園生活で少しでもたくさん積んで、自信を持って小学校へと進んでいって欲しいと願っています。
(先生4人vsこども30人くらいはつらかった…)
「お・ま・け」
お兄さんお姉さんの気合いと勢いに驚きながらもちょっと距離をとって応援してくれるきいちご組の子どもたち。
何年かしたら、今度は君たちが竹を取り合う番!そんな日が来るのが楽しみだね。