園庭での出会い

毎朝やまもも山にあるハルニレの木には沢山の子どもたちがあつまっています。お目当ては…

そう、カブトムシ、クワガタなどの甲虫!!

ハルニレの木(通称”みつのき”)には毎年カブト虫やコクワガタ、カナブンなどが来るのですが、今年はゴマダラカミキリやなんとノコギリクワガタも例年の7倍(感覚比)は来ていて、大集合です!

  

そんな生き物を求めて、子どもたちは協力しながら虫捕りをしたり…

  

虫が採れると写真のように子どもたちが集まって虫の見せ合いっこや「カナブン3匹あげるからノコギリちょうだい!」なんて交換会が開かれています。

虫との関りを通して、自然と異年齢のいろいろな友だちとの関わりがうまれている様子が見られています。

虫捕りはこの時期ならではなので、いろいろな生き物と関わり楽しんでほしいと思います。また生き物との関りの中で必ず通る道がその生き物の”死”です。まだまだ虫をおもちゃのように扱ってしまう子どもの姿もありますが、捕まえたり、飼育したりする中で、死と直面し、その経験から小さい虫にも命がある事、そのことを知って大切に扱うことなどを学んでいってくれたらと考えています。園庭での関りの中で年長の子どもたちがよく「かわいそうだよ!」「おうちにもどしてあげよ!」などを年下の友だちに伝えている姿が見られます。年長の子どもたちは今までの積み重ねの中でしっかりと命の大切さを感じることが出来ていることに感心させられます。保育者が一方的に「命は大切!」と伝える言葉と、こうしたあそびの中で、一緒にあそんでいた友だちから言われる言葉では、受け止め方もまったく違ってくると思います。あそびの中でも日々学び、成長している子どもたちです。

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