(きいちご)日用品でしゃぼんだま!

意識しないようにしていても、このクラスの子と過ごせるのはあと1ヶ月。毎日を楽しく過ごしている子どもたちにやり残していることはないだろうと思っていますが、きいちご組である間に何かやってみたいことはないかを「やってみたいあそびってある?」と聞いてみました。すると「しゃぼんだま!」一人の女の子が即答です。この子はひだまりの日に親子でしゃぼんだまをして遊んでいる姿をいつもじっと見ていました。時折「やりたいなぁ・・・」ともつぶやくこともありました。すぐに用意できなくてごめんという気もちと、やるならもっと子どもの心に残るような!という気もちが活動として実現しました。普通のしゃぼん玉とは違う『日用品でしゃぼんだまをつくろう!』しゃぼんだま液はよくのびる、われにくい、液を手作りしました。

  

なんか見たことのある物が置いてあるけど、これでしゃぼん玉できるの?そんな疑問が子どもたちの頭をよぎっていそうですが、実際ははやく試してみたくて仕方がないという感じでした。

     

しゃもじにマッシャー、カス揚げ、骨のうちわ、それからハンガー。思っていたものとは違ったかもしれませんが、こんな物でもしゃぼんだまができるという事を知った子どもたちは、どんな物でしゃぼん玉ができるのかをいろいろ試してくれそうです。

      

最後に虫網に包帯を巻きつけたこちらの道具で巨大しゃぼん玉をつくりました。その大きさに子どもたちもわっと笑顔になります。とにかく触ってみようと反射的に動き出し追いかけていきます。大きなしゃぼん玉はふわふわと園庭を漂い、のいちごの子も引き連れてきました。

  

まだまだ大きなしゃぼん玉をつくれそうなので、手作りの道具としゃぼん玉液をもう少し改良していきたいです。保育者もこうやって試しては「次はもっと良いものに!」と探求することが大事なのだと思います。楽しい、おもしろい活動になるかどうかはこういった一手間でかわってくることもあるのではないかと思います。

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