先日の遠足で初めてのおにぎり弁当を持っていった子どもたちはそのおにぎりのおいしさに心を奪われ、終わった今でもおにぎりの話をしてくれます。おにぎりの形、中に入っていた具、みんなで食べるおいしさなどなど、どれもが特別でどれかが欠けては味わえないものだったと思います。きっと子どもたちが嬉しそうに食べる姿を思い浮かべながら保護者の方も愛情たっぷりのおにぎりを作ってくれていたことと思います。そんな忘れられないおにぎり・・・今度は自分たちで作ってみました。
「ごはんってどうやってできるの?」「おこめがごはんになる?」固いお米がふかふかのご飯になるなんて想像もつきません。体験しながら子どもたちはその謎に迫っていきます。まずはお米をきれいに洗うところを見学しました。
洗ったお米は炊飯器に入れてスイッチを押すだけ。それだけ!?しばらくすると「けむりがでてる!」とすぐに炊飯器にあつまり、「ここあつい!」「なんかにおいする!」と感じたことを言葉にしていきます。これでご飯が作られているというのを感じとった子どもたちは「まだかなぁ」と楽しみにかわっていきました。※蒸気の部分はとても熱いため、保育者がすぐに手が届く範囲で行っています。
ご飯が炊けたらいよいよおにぎり作りです。今日の午後のおやつはおかかおにぎり。魚国さんに教わりながら一緒に作っていきます。先におかかとしょうゆを少々入れて混ぜていたら、いいにおいが部屋中にたちこめました。作り方も実演してもらったら子どもたちの番です。
ラップ越しでも伝わるお米の温かさ、柔らかさ、お米のにおい、自分の手で作らからこその体験です。いろいろな形のおにぎりが出来上がってきました。
すてきなおにぎりの完成です。
自分の手でつくったおにぎりを食べると、誰もが笑顔になっていきました。一年の中でとうもろこしを収穫したり、夏野菜を作ったり、お団子作ってみたりなど、様々な"食"に関する活動を行ってきました。こういった体験を通して、食べものを育てる・作ってくれている人や、料理をしてくれる保護者の方や魚国さん、そして食べ物を与えてくださっている神様に"ありがとう"という気もちを心で感じられたのではないかと思います。