花の日がありました

元気な挨拶とともに、綺麗なお花を持って登園してきてくれる子どもたち。

    

  

今日は花の日です。元々は、花を飾り、神さまに感謝しながら子どもたちと一緒に礼拝の時をもっていた事が起源だとされています。今でも教会では「子どもの日」として、礼拝の時が持たれています。幼稚園での花の日は、普段からお世話になっている人に、みんなで持ち寄ったお花と、感謝の言葉を伝える日として子どもたちと過ごしています。

子どもたちが登園するとつながるーむで、みんなで礼拝をしました。たくさんの花に囲まれていつもとは少し違う雰囲気のつながるーむ。

  

そして各クラスでは、みんなで持ち寄った花を使って、花束やフラワーアレンジメント作りをしました。

年中・年長は自分たちで好きな花を選びひと束ずつ、花束をつくります。年少さんも好きな花を選んでオアシスにさし、みんなで一つのアレンジメントをつくります。

  

「いいにおい~」「きれ~」

そして年中、年長の子どもたちは花を持ってお出掛け。どこへいくのかな?

  

くすのき組はハッピーデーや園外保育でお世話になっている井上コミュニティーと消防署へ。

  

特別にレスキューの様子も見せてくれて子どもたちも大興奮!しっかりと感謝の言葉とカード、花を渡してきました。

  

やまもも組は内科検診などでもお世話になっている、あかり浄水こどもクリニックと交番へいってきました。

  

くるみ組はいつもおいしい給食を作ってくれる給食センターへ。たくさんの職員の方が、出てきてくれて子どもたちもとっても喜んでいました。

職員の方が見えなくなるまで「これからもおいしい給食つくってね~!」とお願いをする子どもたち。

年中は行き先を自分たちで話し合って決めました。その分、普段からの関わりが深い職業や場所となりました。子どもたちの「普段お世話になっている」という気持ちの現れがみられとっても嬉しく思います。

そして年長の子どもたちは4月から訪問している福祉施設へ花束を持っていきました。

  

「いつも温かく見守ってくれてありがとう」そんな気持ちを込めて花束を渡しました。切り紙をたくさん貼って飾りつけをしたカードには「これからもげんきでいてね」という子どもたちのメッセージが。

  

子どもたちの手をギュッとにぎりながら、中には嬉しいと言って、涙を流されている方も。とても心温まる交流となりました。

  

これからも継続して施設に訪問をし、いろいろな方との交流を重ねていきたいと思います。

その頃年少の子どもたちはというと…

  

「おへやにきてください!」と職員室に元気な声が。年少の子どもたちは一番身近な、職員室の職員やバスの運転手さんなどに花を贈りました。

部屋でお花を渡した後には一緒にリズムをしたり、おにぎりを食べたりして過ごしました。

  

年少の子どもたちにとっては初めての花の日。今日の経験がまた来年以降に繋がっていくことと思います。

井上幼稚園ではキリスト教保育を行っています。日々礼拝を行い、毎日、礼拝、食前、お帰りと3回のお祈りをしています。馴染みのない方からしたら、どんなことをしているのか見えづらい部分もあるかもしれません。しかしやっていることは当たり前のこと。「今日もみんなで集まれてとっても嬉しいです。」「今日お休みしているお友だちが早く良くなりますように」「今日も食べ物をくださってありがとうございます。」「いつも守ってくれて、私たちを大きくしてくれてありがとうございます。」……いろいろなことに感謝すること、他人を思いやること。言うまでもなく、当たり前のこと、大切なことですが、ついついそうして気持ちは忘れがりになってしまったり、薄れてしまったりするものではないでしょうか。私たち、保育者も日々子どもたちとの関わりの中で、そうした事を改めて口に出したり、子どもたちと話し合ったりする中で、感じ、学ばされることがまだまだあります。”当たり前のことを、当たり前にできる人になってほしい”そんな願いを込め、幼稚園での日々を子どもたちと過ごしています。今日のこの一日もそうした成長の糧となってくれることを信じて。また一日一日を過ごしていきたいです。

 

最後になってしまいましたが、今日のために保護者の会のおかあさんたちが準備を重ね、今日もたくさんの力を貸していただきました。保護者の会の力がなければ、こんなに豊かな時間は持てなかったはず。

  

こうして無事一日が終わり、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!

  

20