台風の後の…

9月には21号、24号と非常に大型の台風が直撃し、豊田市も様々な影響があったことと思います。「ていでんしたよ!!」なんて教えてくれる子どももいましたが、園児、職員の中では大きな被害も報告されておらず、台風の間も守ってくださったことに感謝です。

しかし!!幼稚園の子どもたちにとってはとても大きな影響が!!!

これは園庭南側にある大きなクルミの木。秋から冬にかけて毎年たくさんのクルミができ、子どもたちもそれをおいしくいただいているのですが…

  

2つの台風の影響でほとんどのクルミがまだ皮がついているのに落ちてしまいました。

本来は皮がめくれてこの状態で落ちてくる時が一番おいしいのですが、とりあえず皮をめくっていつものように割ってみると…

  

おぉ~!!中身はいつものクルミ!でもちょっといつものサクッという感じよりちょっとぐにゅって感じ…食べてみると…

しぶ~い!!!!!中にはちゃんと熟してる(?)ものもあり子どもたちも「あたりだったー!」と喜んでたべていますが、はずれの方が多いです。

  

子どもたちも拾って割ってみては、一喜一憂しながらくるみ拾いをしています。

クルミの木の下で、クルミを握りしめ「今年は不作だね」なんて話しているのかな?

そして北側にいってみるとおひさまテラス横のセンダンの大きな枝もボッキリ。しかしこれは片づけずにそのままにしておきました。なぜかというと…

この時期センダンにはこんな可愛らしい実ができ、子どもたちもぶどう!おまめ!といって嬉しそうに集めていました。(自分たちが食べたいのか「食べてみて?」と保育者に毒見で持ってくるのですが、鳥も食べないという程とんでもなく苦いので食べさせないでね…)

  

  

とっても嬉しそうにセンダンの実を集める子どもたちでした。

今年は冬にクルミがほとんど食べられないのはちょっと残念に思いますが、早く落ちたクルミはシブい!ということを知ることができたり、センダンの実がたくさん取れたりと今までとはまた違った経験ができる時間となりました。この時期園庭では思いもしなかった場所から彼岸花が顔を出し、園庭に色を付けてくれています。自然において「去年と一緒」「いつもと一緒」なんてことはなく、日に日に、年々様々な変化を見せてくれています。そんな変化にしっかりと目を向け、心を傾け、不思議!おもしろい!という思いを子どもたちと共有していきたいと考えています。

 

台風の影響で各地で被害にあわれ、未だに苦しんでいる人、悲しんでいる人がたくさんいることと思います。そんな方々の一日も早い安定を子どもたちと礼拝の中でお祈り申し上げています。

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